日本医師会 赤ひげ大賞

小冊子

第6回

祝辞
新潟県医師会 会長 渡部 透

受賞者の所属都道府県医師会代表として、一言ごあいさつ申し上げます。受賞された皆さま、誠におめでとうございます。受賞者の所属医師会といたしましても、非常に誇らしくも名誉なことと存じます。

受賞された先生方は強い信念の下、地域医療に貢献し、長年にわたりご活躍なさっておられます。ご貢献に地元医師会として感謝申し上げます。地域医療にはさまざまな状況があり、課題も多くあります。本日、皆さまが各地域で献身的に従事されているお話を伺いますと、いろいろな地域医療の姿が浮かび上がり、そのご苦労は筆舌に尽くしがたいことがあったと感じました。

選考委員特別賞受賞の鎌田先生と佐藤先生は、震災でご自身の診療所も全壊するという状況の中で、翌日には診療を開始されて、復興の過程におきましても地元に多大なご支援をされていらっしゃいます。新潟県も平成16年の中越地震、19年の中越沖地震で甚大な被害を受けましたが、東日本大震災の被害はその何十倍も大きなものでした。私たちも日本医師会の災害医療チーム(JMAT)として、被災地支援に参りましたが、想像を絶する被害状況でありました。その中でのご活躍には、頭の下がる思いが致します。

これからも、受賞された先生方にはご健勝でご活躍いただきたいと思います。そして、後進の医師に対しても、ご指導いただければと願っております。

私たち医師会は、後進の医師や住民の皆さんに対し先生方の「医」の心を語り継ぐ責務があると思っています。このことを肝に銘じまして、これからも医師会活動に努めていく所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、主催されました日本医師会、産経新聞社様、ご後援されました厚生労働省様、フジテレビジョン様、BSフジ様、特別協賛の太陽生命保険株式会社様に御礼申し上げます。全国には黙々と地域医療に励んでいる先生がたくさんおられます。これからも多くの先生方に光を当てていただけるようお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。おめでとうございました。

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