日本医師会 赤ひげ大賞

小冊子

第4回

祝辞
厚生労働大臣 塩崎 恭久

第4回「日本医師会 赤ひげ大賞」の表彰式に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

はじめに、本日栄えある表彰を受けられた髙橋様、山中様、土川様、高見様、緒方様の5名の皆様に対し、心からお祝いを申し上げます。

本日受賞の皆様は、地域医療の現場において、住民が安心して生活を送れるよう、地域に寄り添った活動に、日夜ご貢献いただいているところでございます。

小児医療や在宅医療への取組、積極的な往診など、それぞれの地域で住民の健康を守るための、地道で献身的、継続的な皆様の活動に、改めて深く敬意を表する次第です。

昨年、私の下で、20年先を見据えた保健医療システムをつくるために「保健医療2035」を策定しました。その中では、患者の状態や価値観も踏まえて適切な医療を円滑に受けられるよう身近な医師がサポートする機能を確立すること、このためには、総合的な診療を行うことができるかかりつけ医のさらなる育成が必要であり、今後10年間程度ですべての地域でこうした医師を配置することが提言されています。

厚生労働省としては、今回の診療報酬改定においても、患者にとって安心・安全で納得できる医療を実現する観点から、かかりつけ医の評価の充実を検討しており、そのための環境整備に努めているところです。

地域医療の第一線で活躍される皆様におかれても、地域医療の発展のため、今後もご尽力を賜りますよう、お願い申し上げます。

終わりに、本事業を支えてこられた日本医師会、産経新聞社を始めとする関係者の方々に敬意を表するとともに、今回のご受賞を機として更に地域においてご活躍をされること、また、本日お集まりの皆様のますますのご健勝を祈念して、私の挨拶といたします。

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