日本医師会 赤ひげ大賞

小冊子

第12回

主催者挨拶
日本医師会 会長 松本 吉郎

本日ここに、多くの皆様のご出席の下、第12回「日本医師会 赤ひげ大賞」の表彰式を遂行させて頂きますことを心より感謝申し上げます。

本賞は、各地域に根付き、その地域の住民に寄り添いながら、医療現場で地道にご尽力されておられる先生方の活動にスポットを当て、その功労を顕彰したいとの思いで平成24年に創設したものですが、このたびで12回目を迎えることができました。

今年は元日の令和6年能登半島地震発生により、大変心痛む幕開けとなりました。本会では、発災直後から都道府県医師会の協力の下、「JMAT」という日本医師会災害医療チームを派遣するとともに、医療機関の状況把握と支援にも努めてきておりますが、今後の復興には何よりも、地域に愛情をもって尽くす医師の存在が欠かせません。

そうした意味においても、今回の受賞者である5名の「赤ひげ大賞」の先生方、そして14名の「赤ひげ功労賞」の先生方はいずれも、各地域において献身的に医療活動に従事され、患者さんの信頼も厚く、地域にとって欠かすことのできない方々ばかりと言えます。また、その功績を拝見しますと、日々の診療はもちろん、救急医療や在宅医療の体制整備、地域医療を目指す後進の育成、子育て支援など、地域の課題に、周囲の方々の協力を得ながら積極的に取り組んでおられ、一人の医師として改めて心から敬意を表する次第です。

国民の方々にはぜひ本賞を通じて、このような素晴らしい医師が全国各地にたくさんいることを知って頂くばかりでなく、信頼できるかかりつけ医を見つけたいと思って頂ければ幸いですし、日本医師会としても引き続き、地道に地域医療を守っておられる一人一人の医師の活動を支えて参りたいと思います。

結びとなりますが、改めまして、ご協力頂きました都道府県医師会の皆様に感謝いたしますとともに、共催の産経新聞社、ご後援の厚生労働省、フジテレビジョン、BSフジ、特別協賛頂きました太陽生命保険株式会社を始め、本事業の実施にご尽力頂きました方々に、心より御礼申し上げ、私からのあいさつとさせて頂きます。

受賞者の先生方、本日は誠におめでとうございました。

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