日本医師会 赤ひげ大賞

小冊子

第12回

選考委員コメント
恩賜財団母子愛育会会長
羽毛田 信吾 委員

第1回から選考委員をしているので、特別なことをした人に目がいきがちだが、原点に立ち返り選考に臨んだ。やはり、「地域のため地道にやっていく」のが基本だとの視点が大事だ。

東京理科大学特任副学長
向井 千秋 委員

地域住民への長年の貢献を軸に、〝現代の赤ひげ〟の観点から、健康教育、予防医学、医療システムの構築、人生100年時代の生活の質を含めた健康の追求を行っている人も評価した。

俳優
檀 ふみ 委員

少子高齢化の中、新たな方法でのネットワーク作りや電子カルテの活用など、今後の地域医療の維持のために尽力する先生を評価した。若い先生の活躍も目立ち、日本の医療も捨てたものではないと思った。

早稲田大学特命教授
ロバート キャンベル 委員

それぞれの地域特性の中で、患者目線で医療を行っている人を評価した。今回、かかりつけ医の領域を超えた活躍をしている先生もおり、そういった多様性も重視して選んだ。

厚生労働省医政局長
浅沼 一成 委員

長年地域医療に携わり、地域における様々な課題に取り組まれた先生方に敬意と謝意を表する。「赤ひげ先生」は求められる理想の医師像であり、顕彰することは大変意義深い。

岐阜大学・佐賀大学/令和5年度
医学生

・自分から行動を起こす大切さや、病院を飛び越え、「地域の生活」という広い視点で改善点を見つけていく必要があることを学んだ。地域に必要な医療の提供に至るまで、多くの努力があると思った。(岐阜大学)

・どの先生も社会に積極的に関わり、医療に貢献しているのが印象的だった。選考に参加し、医師に求められることについて深く学ぶことができ、自分の目指す医師像がより明確になった。(佐賀大学)

page top