日本医師会 赤ひげ大賞

小冊子

第11回

主催者挨拶
日本医師会 会長 松本 吉郎

本日ここに、ご来賓の岸田文雄内閣総理大臣を始め、多くの皆様のご出席の下、第11回「日本医師会 赤ひげ大賞」の表彰式を遂行させていただき、また秋篠宮皇嗣同妃両殿下をお迎えして、4年ぶりにレセプションも開催できますことを心より感謝申し上げます。

本賞は、各地域に根付き、その地域の住民に寄り添いながら、医療現場で地道にご尽力されておられる先生方の活動にスポットを当て、その功労を顕彰したいとの思いで平成24年に創設したものですが、今回で11回目を迎えることができました。

11回目からは新たな試みとして、医学部の学生の皆さんに選考委員に加わっていただき、「将来このような医師になりたい」という視点から、受賞者の選考をしていただきました。選考に新たな視点を加えることができたことはうれしい限りであり、一人でも多くの学生さんに将来、地域医療に従事していただけることを願ってやみません。

さて、今回の受賞者である5名の「赤ひげ大賞」の先生方、そして15名の「赤ひげ功労賞」の先生方はいずれも、各地域において献身的に医療活動に従事され、患者さんの信頼も厚い、まさに「現代の赤ひげ先生」と呼ぶにふさわしいご活躍をされている方々ばかりであり、その活動には一人の医師としても頭が下がる思いをいたしております。

コロナ禍を踏まえ、医療に対する期待が高まっており、超高齢社会を迎えている我が国においては、今後、在宅医療などにおいて、地域で働く“かかりつけ医”の重要さはますます高まるものと思われます。

日本医師会の最大の仕事は、国民の皆さんの生命と健康を守ることにあり、その責務を果たすためにも、地域医療を守り、地域医療に従事されている一人一人の医師の活動を支えるとともに、かかりつけ機能を維持・向上させるための支援を続けて参る所存でおります。皆様方におかれましては、引き続きのご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

結びとなりますが、改めまして、ご協力いただきました都道府県医師会の皆様に感謝いたしますとともに、共催の産経新聞社、ご後援の厚生労働省、フジテレビジョン、BSフジ、特別協賛いただきました太陽生命保険を始め、本事業の実施にご尽力いただきました方々に、心より御礼申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。

受賞者の先生方、本日は誠におめでとうございました。

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