日本医師会 赤ひげ大賞

小冊子

第11回

選考委員コメント
恩賜財団母子愛育会会長
羽毛田 信吾 委員

コロナ禍により地域医療が逼迫(ひっぱく)する中で、特にがんばっている先生を選んだ。厳しい状況に置かれながらもいかに地元に密着し、地域づくりに貢献しているかという視点を大切にした。

東京理科大学特任副学長
向井 千秋 委員

どの先生方もすばらしかったが、「長年にわたり」という継続性を重視して選んだ。また、診断や治療だけでなく、地域で予防医学や健康教育に取り組んでいる先生も評価を高くした。

俳優
檀 ふみ 委員

選考に非常に悩み、大賞の選に漏れた先生が気の毒で仕方ない気持ちになった。身を粉にして働く先生が選ばれるのはいいとしても、こういった先生方ばかりに負担をかけてしまっていいのかという気持ちにもなる。

早稲田大学特命教授
ロバート キャンベル 委員

コロナ禍の中、かかりつけ医の重要性が再認識されてきていると感じる。今年の選考では、地域の一つ一つの課題に解決について自身の力を割いている先生を高く評価した。

厚生労働省医政局長
榎本 健太郎 委員

初めて選考に臨んだが、さまざまな形で地域に貢献する先生を顕彰する本賞には大きな意義があると感じた。大賞に女性2人が選ばれたことも、今後の女性医師の活躍を見据えると意義深い。

岩手医科大学/令和4年度
医学生

・学生という立場から選考に参加させていただきありがたい。各先生とも信念を持って医療を行う姿に感動し、どんな医師になるべきか考える契機となった。

・選考に参加して大変勉強になった。2人の女性が大賞に選ばれたが、結婚や育児などとの両立が難しい時代に活躍してきたことはすごい。自分が女性医師として働くうえで大きな希望になった。

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