日本医師会 赤ひげ大賞

小冊子

第10回

選考委員コメント
昭和館館長、前宮内庁参与
羽毛田 信吾 委員

へき地や離島で活躍する医師の受賞がこれまで多かったが、今回、都市部でギャンブルやアルコール依存の人をケアする医師が選ばれ、「赤ひげ先生」の定義を広めることができた点で大きな意義がある。

東京理科大学特任副学長
向井 千秋 委員

自分が医師として働いた経験があるので、選考で甲乙つけるのは覚悟が必要で難しい。その中でも、長年続けているかどうかや、年齢層・取り組みなどの多様性を重視した。大賞に女性がいないのは少し寂しい。

俳優
檀 ふみ 委員

選考では、“私の主治医だったらどんな先生がいいか”をイメージし考えたが、他の委員の意見を聞きながら“こんな見方もあるのか”と余計迷ってしまった。参加年数を重ねるごとに「赤ひげ先生」に対する考え方は深まってきている。

早稲田大学特命教授
ロバート キャンベル 委員

新型コロナウイルスの感染拡大の中、大きな病院にスポットが当たりがちで、かかりつけ医の頑張りがもっと知られていいと思う。後進の医師が見習いたいと思う先生方が選ばれ、大きな意義がある。

作家、人口減少対策総合研究所理事長
河合 雅司 委員

第1回から選考に参加しているが、この10年でかかりつけ医への期待が高まっているのを感じる。推薦される先生の年齢も若返っており、新たな人材がどんどん出てきているという点で心強く思った。

厚生労働省医政局長
伊原 和人 委員

厚生労働省にも医師がいることから、そういった職員とも議論しながら、厚生行政を担当する者として「社会的弱者への支援」「へき地への支援」といった観点で、甲乙つけ難かったが無理に点数をつけさせていただいた。

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