「日本医師会 赤ひげ大賞」の第2回表彰式は3月28日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれた。
来賓の安倍晋三首相は「わが国はこれから高齢化が進み、医療に対する期待はますます大きくなる。皆さまの受賞は、全国で日夜黙々と地域医療に携わる医師の励みとなる」と祝辞。受賞者5人と笑顔で握手を交わした。
続いて、日本医師会の横倉義武会長、産経新聞社の熊坂隆光社長から5人に表彰状と記念品を贈呈。受賞者代表として挨拶した野村良彦医師は、かかりつけ医、地域医療、在宅医療の3つをキーワードにしてきたこれまでを振り返り、「地域の人が安心できる医療を続けていく」と抱負を語った。さらに、ドラマ「赤ひげ」の脚本を担当した倉本聰さんが特別講演し、これまで出会った医療者や患者のエピソードを披露した。
表彰式後に行なわれたレセプションでは、特別協賛であるジャパンワクチンの長野明社長が「地域住民とともに歩んできた皆さまに敬意を表する」と受賞者を祝福。選考委員を務めた昭和館館長の羽毛田信吾宮内庁参与らも駆けつけ、笑顔で受賞者と歓談した。