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第8回

祝辞
厚生労働大臣 加藤 勝信

栄えある第8回「日本医師会 赤ひげ大賞」において「赤ひげ大賞」を受賞された5名の方々及び今回から新たに創設された「赤ひげ功労賞」を受賞された18名の方々に対し、心からお祝いを申し上げますとともに、地域医療の現場で、長年にわたり貢献してこられた活動に、深く敬意を表します。

受賞者の皆さまにおかれましては、住民が安心して生活を送れるよう、それぞれの地域医療の現場で、地域に寄り添いながら、日夜取り組んでいただいていると伺っております。

岩手県で、東日本大震災の際に災害医療に尽力され、現在でも地域住民の健康管理に取り組んでいらっしゃる木澤 健一さま、全国に先駆け、認知症高齢者の行方不明事故を防止し、地域で見守る官民一体のシステム構築に貢献された内田 好司さま、女性開業医として地域医療の最前線で、在宅診療、看取り診療、そして公衆衛生の拡充にも従事されてきた湯川 喜美さま、困難が多い離島の医療に従事し、救急医療のみならず、介護老人保健施設の嘱託医、学校医等、かかりつけ医として島民を支えていらっしゃる釈舎 龍三さま、鹿児島県で70年以上にわたり地域住民の健康管理に尽力され、100歳を迎えようとしている現在でも現役で活躍されている古江増蔵さま、また、今回から新たに創設された「赤ひげ功労賞」を受賞された皆さまも、大賞受賞者の方々同様、それぞれの地域で献身的、継続的な活動をされてきたこと、改めて深く敬意を表します。

長年にわたり地域住民の健康を支え続けている崇高な使命感と行動力は、まさに現代の赤ひげ先生であり、全国津々浦々で地域医療に携わっていらっしゃる医師の方々の励みとなるものです。

年を重ねても健康を維持し、また病気になっても重症化を防ぐことにより、住み慣れた地域で長く暮らすことのできる社会を支えるのは、地域の方々にいつも寄り添い、頼りにされる「かかりつけ医」の存在です。受賞された皆さまをはじめ、「かかりつけ医」を支えるべく、各都道府県と協力しながら、地域での医療、そして介護の総合的な確保に努めてまいります。

また、地域医療構想の実現に向けた取り組み、医師をはじめとする働き方改革及び地域の医師偏在解消にも、全力をあげて取り組みます。これらの実現に向けて、「日本医師会 赤ひげ大賞」を受賞された方々のように、現在地域の第一線で活躍されている皆さまには、引き続き御理解と御協力をたまわれますと幸いです。

最後に、受賞者の皆さまが今回の御受賞を契機としてさらに地域において御活躍されることを祈念して、私の挨拶といたします。