過去の受賞者紹介

第4回受賞者紹介

重度の障がいを持つ小児の在宅医療に尽力
髙橋 昭彦(栃木県/ひばりクリニック院長)

0歳から100歳までの患者を対象として幅広く地域の医療を担う傍ら、在宅療養支援診療所として設立したNPO法人「うりずん」の理事長として小児の在宅医療に尽力。医療的ケアが必要な子どもの家族が24時間過酷な介護を強いられる中、人工呼吸器をつけた子どもを預かる重症障害児レスパイトケア施設を開設。子どもにとって楽しい場所であるとともに、親たちが安心して預けることができる場所をつくることで家族の暮らしを支援している。

髙橋 昭彦
身寄りのない人に寄り添い生活面でも支援
山中 修(神奈川県/ポーラのクリニック院長)

日本三大日雇い労働者の街、横浜市中区・寿地区の住民の「医衣食職住」環境を改善すべく医療施設を開設。「家族がいない人のための町医者」になることを診療の理念として、身寄りのない高齢者や疾病を抱える地域住民の人生の質の向上を目指している。また、地域のチームリーダーとして自身で立ち上げたNPO法人「さなぎ達」と協力し、路上生活者の夜間パトロールとともに健康状態の把握、食事の提供等にも従事している。

山中 修
在宅で過ごす患者にきめ細やかなケアサービスを実践
土川 権三郎(岐阜県/丹生川診療所所長)

「患者さんの希望に応え、希望を叶えてあげたい」という思いから地域医療・在宅医療に取り組む。赤ちゃんから高齢者まで症状も多岐にわたる患者さんを診察。在宅で暮らしたいと願う全ての人の希望を実現するため、対象者一人ひとりに焦点を当てたケア・カンファレンスを週1回行う等の努力の結果、在宅で看取りをする人が町内の全死亡者の33%となった。アルコール依存症の問題にも携わり、地域医師の連携に努めている。

土川 権三郎
まちの道路を病院の廊下に見立て往診に奔走
高見 徹(鳥取県/日南町国民健康保険日南病院名誉院長)

「まちは大きなホスピタル」「まちの道路は病院の廊下」をモットーに積極的にまちに出て、毎日の往診では100km走ることも珍しくない。高齢化率47.2%でも、在院日数は全国平均を大きく下回るなど、高齢になっても家族や地域で見守りを続け、自宅に住み続ける高齢者が多いまちづくりに貢献している。また、日南病院のモデルが今後の都市部での地域医療に必ず役立つと考え、新しい地域包括ケアシステムの構築にも奮闘している。

高見 徹
小児在宅医療の充実を図り重症の子どもと家族を支援
緒方 健一(熊本県/おがた小児科・内科医院理事長)

開院当初から一般診療を行う傍ら、当時は一般的ではなかった小児在宅医療支援を自ら開始・発展させた。超重症児とその家族及び小児在宅医療に関わる全ての人が安心して在宅医療に取り組めるようネットワーク作りにも尽力。また医療型短期入所施設「かぼちゃんクラブ」を併設し、家族の負担の軽減にも努めている。全国的に評価の高い開業小児科医が出務する小児救急医療「熊本方式」においても、中心的な役割を担っている。

緒方 健一